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2008年10月28日

ミニスカ宇宙海賊

00000879.jpgわたし加藤茉莉香15歳,部活やバイトにはげむごく普通の女子高生……だったんだけど。
ある日突然,死んだお父さんの部下だと名乗る2人組がやってきて

えーっ!?私が宇宙海賊の船長!?

その日から私の生活は一転,財宝を狙ったトレジャーハンターに追いかけられたり,銀河帝国艦隊の封鎖線を突破したり,縄張り荒らしに来た他の海賊を撃退したり,銀河を股にかけた大冒険。
あ〜ん,学校に行く暇もないじゃない! 放っておいてよ!!!






なんて話ではありません。


確かに加藤茉莉香は海賊船の船長なのですが,ここは海賊船とは言ってもコルセア(私掠船)です。
茉莉香の乗り込む海賊船弁天丸は星系政府から私掠免状を発行されたれっきとした正規の海賊なのですが,その私掠免状は船(弁天丸)と船長の血統とペアを条件として与えられるというもので,先代船長が死亡したため弁天丸のクルーは,唯一の嫡子となる茉莉香を新船長として迎えにきたということになります。

私掠船免状を与えられるような所は海軍力(この場合は宇宙戦力)が弱体であるというのが相場ですから,茉莉香の弁天丸も海賊船でありながら正規軍の一員でもあります。
私掠船と正規艦隊の連携により,かろうじて隣国からの侵略を防いできましたが,あるとき正規艦隊が壊滅。能力は高いものの数の少ない私掠船ばかりが残ることになってしまいました。茉莉香は敵艦隊に対抗すべく独立勝手が信条の私掠船の糾合を画策……




なんて話でもありません。



宇宙海賊の船長になった理由までは確かに血統で,こういった私掠制度があるのもほんとうです。もしかしたら,今後は大艦隊を撃退するような話になるかも知れませんが(ないない)
私掠船自体は独立戦争時の時代の発行物で今は絶滅危惧種と呼ばれるぐらい希少な存在になっているのだそうです。

そんな中で船長候補となった茉莉香は,いろいろな団体・部署・組織の注目の的となっているのですが,本人はのんきに部活所有の帆船(太陽帆船)での試験航海を画策したりして……
そんな中で,茉莉香は海賊船の船長になることを決意していく『立志編』とのことですが,正直なんで海賊になったかはわからないなぁ


結果として茉莉香の海賊シーンはプロローグとエピローグぐらいで,あとは部活動のお話,しかもその話も大半が準備,点検,調査,整備,だったりして,普通は盛り上がりに欠けるのですが,この辺の描写を説得力たっぷりに濃密に描けるのが笹本氏のいいところ。



書店で「ミニスカ宇宙海賊」というタイトルと共に「笹本祐一」の名前が書いてあったのを見たときには目を疑いましたが,ちゃんと笹本作品のテイストを維持した作品ですので安心して買いましょう。
今後,並んで立ちそうなキャラも出てきていてこれからの展開も気になりますが,笹本氏のことですから数だけが大きくなるようなお話ではなくて,(一般的には派手でもSF的には)地味に面白い展開をしてくれることでしょう。


ところで,この本のイラストの人は四季童子と何かしら関連でもあるのでしょうか?カラーはともかく,モノクロページのイラストでは茉莉香はまんま千鳥かなめなんですが……ドクターもメリッサ・マオだし,本人じゃないとは思うけどアシスタントか何か出身の人かしら?


posted by 文公主 at 17:12 | Comment(1) | TrackBack(0) | 航海日誌

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