ショートでトップだったキムヨナがフリーでもトップの完全優勝。
ショートは見れませんでしたが、フリーの演技だけみるとキムヨナの優勝は順当でしょう。
相変わらず図抜けたスピードでカッ飛んでいく序盤の3F+3T,ジャッジの判定ではWrongEdgeとありますがその圧倒的なスピード感,跳躍距離,回転の鋭さ,には毎度度肝を抜かれます。
もし6点方式であれば,この迫力の印象で試合を支配されてしまって,もっと圧勝だったかも知れません。
印象より加点で行う今の採点方式で助かりましたね。
フリーで出した131.59は浅田真央の持つ133.13にわずかに及びませんが、ショートの世界新記録と併せて、総合でも世界新の207.71。
何より恐ろしいのが、フリー最後の要素の足替えコンビネーションスピンが
要素の重複とみなされて0点になっていること……
トリプルサルコウを失敗して2段階ダウングレード判定となったことをを併せると、
まだ10点加点できると言うことです。
キムヨナ……恐ろしい子
妙な騒動さえ無ければ、日本国内からも純粋な賞賛が貰えただろう演技でした。
これだけ完璧に仕上げてきて居るとなると、事前に心理戦を仕掛けてくる必要も感じられないので、韓国マスコミの暴走ですかねぇ?
2発目のトリプルアクセルは転倒したものの、調子が悪いようには思えませんでした。滑りの伸びも良かったですし、グランプリファイナルで優勝したときと点数は大して変わりません(3Aさえ成功していれば余裕で上回る)。
ぶっちゃけ要素点の基礎点ではフリーの選手の中ではトップなので、転倒でGOEが伸びなかったこと、キムヨナの構成点が伸びまくったのでフリーでも負けちゃいました。たとえ、フリーがクリーンでも追いつけなかったでしょうねぇ……
結局のところ、ショートで圧倒的大差を付けられてしまって、キムヨナにのびのびとフリーをさせてしまったのが敗因ですね。
逆にその辺の負担が3Aを失敗したり、コンビネーションスピンがLV3になってしまったりした要因かと。
ショートでキムヨナにリードされるのが定着されつつありますが、ショートで凌駕できるように頑張ってください。決して勝てない相手ではないので……
あ、今回初披露の
新衣装は素晴らしかったです。
すばらしぃっ!!
安藤美姫は良かったです。悪くないどころか、まるで冴えなかったここ2年からすると出色の出来でしょう。
完成度を上げてGOEを稼ぐのと、構成点を上げていけばまだまだ2強に張り合えます。
カロリナ無惨。
あそこまでちぐはぐなカロリナは初めて見ました、リンクサイドでキムヨナの演技を見ちゃったのでしょうか?
ジャンプがほとんどシングルになってしまって、全然点数になりません。
リアに喧嘩売ったタズサほどじゃないけどボロボロでした、ショックで引退したりしないといいんですけど……
今年の世界ジュニアチャンピオン、アレーナ・レオノア。
すごくいい感じのスケーターで、可愛いです。
技術的にはてんでまだまだですが、
『楽しんで滑ってますよ♪』というのが見ている人に伝わるような小気味のいい演技をして、うきうきさせてくれます。日本だと武田奈也みたいなタイプですね。
容貌的には凛々しい感じなので、パンツとか男装して演技をしたりすると映えるかなぁ、とも思います。今後のお気に入り候補。
posted by 文公主 at 20:01
| 福島 ☀
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