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2009年08月26日

田母神談話

今日は労組主催の時局講演ということで、市内で田母神氏の講演会がありました。


組合側の面子にかけて動員された兵力も居ますが、タイムリーに昨日こんな報道 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090826k0000m040089000c.html があったため、興味を持って来ることに決めた人も居たようです。うちのボスとか……
営業うまいわね田母神さん。揺れるハート


500人定員の会場ですが、満席とは言わないまでも8割以上は埋まっていました。


私は田母神氏の講演の通知が流れた頃から行く気満々でした。

戦争観で政府見解と違うこと言っちゃって解任される、という愉快なことをした自衛官ってそうは見ませんから。そんな愉快な人が来て、タダで話が聞けるなら行きますとも。




話のとっかかりは、田母神氏の論文の受賞と解任に関する話から始まりましたが、そこから始まる国際情勢の認識と自衛隊が果たすべきと考える責務に関する意見は、日本の平和と繁栄を守るために自衛隊がどうあるべきか、という観点でよく議論されたもっともな意見に思えます。

たぶん、一人でそう考えるようになったのではなく、自衛隊の中でも自らの位置づけを問う試みがあって、その中で出てきた回答なのでしょう。。
幹部自衛官ですから、当然孫子や戦争論の理解は必須でしょうし、そういった戦争(もしくは戦力)が政治の手段の1つという認識からすれば、自らそれを封印して使わないで空転している今の政治の状態は歯がゆいでしょう。


田母神氏の様に考える幹部自衛官が大半なのであれば、自衛隊は政治的な意味での戦力というもの価値をちゃんと理解しています。
戦争論を学んでいない幹部軍人は居ないですが、国会議員のうちいったい何割がクラウゼヴィッツや孫子を読んだことがあるのか……


田母神さんの言葉を借りると

「北朝鮮は言うことを聞きません、なぜなら『ふざけたことを言うと……話し合いをするぞ!』と日本は言うらです」

一番笑いを取ってました。
実際、『ぶっ飛ばすぞ』とは言えないので「無視するぞ」とか「先生(米国)に言いつけてやる〜!」しか言えないんじゃ外交カードは減りますね。

もう戦争アレルギーとしか言いようがない日本国民もこういう話を聞かされると安心するんじゃ無いでしょうか?


また、制服組として背広組との確執とか、とかく手と足のみならず首まで縛りたがる政治家にも腹に一物あるようですが……



さて、田母神氏の主要な主張で、今回の講演でも長く時間を割いた太平洋戦争への見解ですが、主にいわゆる自虐史観からの脱却の必要性を説くのと、ハル・ノートや盧溝橋事件を陰謀として、日本は戦争に引き込まれたという陰謀史観です。
それと、各種事例を引き合いに日本の占領地統治は白人の植民地支配と違って素晴らしいモノだった。というものです。

おおざっぱに言うと、沈黙の艦隊の紺碧会や青風会と同じ主張です。



ぶっちゃけ、田母神氏の引用した事例が正しいかどうかの判断が付かないのと、提示した事例と結論の間に我田引水的な飛躍が感じられる点もあるのでそのまま信じるわけにはいきません。

ただし、こういう解釈があるというのは認められてもいいと思いますね。それが、自衛官とか航空幕僚長だと……言っちゃうとイロイロ問題はありそうですけど。
まぁ、田母神さんはその辺も気にいらなかったようですが、もう退官しちゃったのでしがらみもなく好き放題言っちゃってください。



陰謀史観では『策に乗せられて開戦に持ち込まれたのだから悪くない』、的な展開になりがちで、田母神氏はその辺どうこうは言わなかったのでどういうスタンスなのか分かりませんが、陰謀史観であれなんであれ悪いのは日本です。


それは戦争したのが悪い、わけではなく「手もなく策に乗せられた」のが悪いのです。日本国民に対してですね。
乗せられないようにするか、策を食い破るかできなかった当時の政治家の敗北です。



そんなこんなでざっと2時間。
始まる前は長いので途中で飽きるかと思いましたが、所々で笑いを取ろうという場所を意図的に入れたりして、田母神氏の話がうまいので退屈することなく2時間聞くことができました。
まぁ、隣に座ってた先任とか、支部委員の娘とかはちょっくら寝てたようですが……


正否はともかく、田母神氏の説は胸に心地よいですね。だって、責任は全部よそにあって悪くないって言ってくれるんですから。
事の正否の判断は保留しますが、何でもかんでも日本が悪かったんだから片っ端から土下座して済ましましょう、みたいな今の外交には反対です。


まぁ、何でもかんでも私が正しくて間違っているのは全部他人!!!
というのがまかり通ると南北朝鮮になってしまうのでそこまで極端化はしないで欲しいですが、もうちょっと誇りを持ってもいいのにね、とは思います。
聞かされたことを丸ごと信じてしまう人には危険ですが、新たな観点としてより多くの人に聞いては欲しい田母神氏のお話でした。








posted by 文公主 at 22:32 | 福島 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

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